Obsidianプラグイン解説 — Dataview

Dataviewの使い方 — 保管庫をデータベースのように検索する

Dataviewはダウンロード数実測3位の定番プラグインです。このページでは公式GitHubリポジトリのREADMEとマニフェスト、公式ダウンロード数データを直接取得し、何ができるか・どれくらい使われているか・4つのクエリの書き方を、検証できた範囲だけでまとめました。

Dataviewは何をするプラグインですか?

保管庫(Vault)をデータベースのように検索できるようにするプラグインです。ノートのfrontmatterやインラインフィールドに書いたメタデータを、TABLE・LIST・TASK・DataviewJSという4つのクエリモードで一覧化・集計できます。公式ダウンロード数データ(2026年8月22日取得)では480万5,635件で3位でした(レジストリの登録総数は6,840個ですが、順位はこれとは別ファイルのダウンロード数データの中での順位です)。

ただし目立った機能追加は2025年4月を最後に止まって見えます(下の実測データで詳述)。壊れているわけではありませんが、「今も活発に開発が進んでいる」という前提では見ない方が正確です。

実測 — ダウンロード数とリリース状況

Obsidian公式の配布元(GitHub: obsidianmd/obsidian-releases)が公開する community-plugin-stats.json と、Dataview自身のリポジトリ(GitHub: blacksmithgu/obsidian-dataview)の manifest.json を、raw.githubusercontent.com 経由でこの環境に直接取得しました。

項目 実測値 出典
ダウンロード数・順位 4,805,635(ダウンロード数データの中で3位。1位Excalidraw・2位Templater) community-plugin-stats.json
レジストリの登録プラグイン総数 6,840件。順位の母数とは別のファイルで、ダウンロード数データに載る件数はこれよりわずかに少ない(統計に現れないプラグインがあるため)。 community-plugins.json
前回計測(2026-08-21)との差 ±0件。ただしこれは「24時間で1件も増えなかった」という意味ではありません。配信されているJSON自体が2回の取得の間に再生成されておらず、前回ページと同じスナップショットを読んだ、というのが正確な読み方です。 community-plugin-stats.json
ダウンロード数データの更新日時 2025-04-07 19:17 UTC(計測時点で約16ヶ月前) community-plugin-stats.json updatedフィールド
masterブランチのバージョン 0.5.68(minAppVersion 0.13.11・isDesktopOnly: false) manifest.json
GitHub Releasesの最新タグ 0.5.70(ベータ表記) github.com/blacksmithgu/obsidian-dataview/releases

masterのバージョン(0.5.68)とReleasesページの最新タグ(0.5.70・ベータ)が一致していません。正式リリースとしてmanifestに反映される機能追加は止まって見えますが、Issueへの返信や小さな修正は続いています。あるユーザー向けブログは「3万行のコードが、ちゃんと動いている。壊れていない凍結プラグインは、壊れたプラグインとは違う」と評しており、この実測結果と整合的です。

※ 参考文献の外部記事を参照。当サイトの一次計測ではなく、外部の見解として引用。

4つのクエリモード — 公式READMEのサンプルより

Dataviewには4つの書き方があります。以下は公式READMEに掲載されているサンプルをそのまま引用したものです(実際にObsidian上で実行した検証ではありません。範囲は下の検証環境欄で明記します)。

1. DQL(Dataview Query Language)

SQLに似た専用の記法。基本的な用途に向く。

```dataview
TABLE file.name AS "File", rating AS "Rating" FROM #book
```
2. インライン式

本文中に埋め込み、プレビューで評価される。

We are on page `= this.file.name`.
3. DataviewJS

JavaScript APIをフル活用できる、最も強力なモード。

```dataviewjs
dv.taskList(dv.pages().file.tasks.where(t => !t.completed));
```
4. インラインJS式

インライン式のJavaScript版。任意のJSをその場で実行できる。

This page was last modified at `$= dv.current().file.mtime`.

データの入力側は2種類です。ノート先頭のYAML frontmatter(---で囲む)か、本文中にフィールド名:: 値と書くインラインフィールドで、どちらもDataviewが読み取ってクエリの対象にします。

---
alias: "document"
last-reviewed: 2021-08-17
thoughts:
  rating: 8
  reviewable: false
---
Basic Field:: Value
**Bold Field**:: Nice!
You can also write [field:: inline fields]; multiple [field2:: on the same line].

DataviewJSのセキュリティに関する注意

公式READMEより

DataviewJSは強力な分、他のObsidianプラグインと同じ権限で動きます。つまりファイルの書き換え・作成・削除や、ネットワーク通信も可能です。自分で書いたコードか、内容を理解している・信頼できる配布元のスクリプトだけを使うことが公式に推奨されています。一方、通常のDataviewクエリ(DQL)はサンドボックス化されており、保管庫に変更を加えることはできません(その分できることは限られます)。

クエリを書く前に、まず1行を残す場所を決める

Dataviewは「保管庫の中にすでにあるノート」を検索・集計しますが、「思いついたことをノートにする」手前の工程は担いません。Obsidian連携シンプルメモは、送信したメモを自分宛メールに残しつつ、iCloud Drive上の保管庫フォルダのデイリーノートへ直接追記します。frontmatterやインラインフィールドを使い始める前の、いちばん最初の1行のための道具です。

クエリの対象になる1行を、まず作る

思いついたら話すだけ。メールにもデイリーノートにも、同じ1行が残ります。ダウンロードは無料です。

App Store からダウンロード
App StoreダウンロードQRコード PCの方はスマホで読み取り

よくある質問

Dataviewは何をするプラグインですか?
保管庫(Vault)をデータベースのように検索できるようにするプラグインです。ノートのfrontmatterやインラインフィールドに書いたメタデータを、TABLE・LIST・TASK・DataviewJSという4つのクエリモードで一覧化・集計できます。
Dataviewはどれくらい使われていますか?
Obsidian公式のダウンロード数データを2026年8月22日に直接取得したところ、480万5,635件で、そのデータの中で3位でした(1位Excalidraw・2位Templater)。なお「登録プラグイン6,840個」はレジストリ一覧の件数で、順位を計算したダウンロード数データとは別ファイルです。
Dataviewは今も開発されていますか?
公式ダウンロード数データの更新日時は2025年4月7日で、本ページ計測時点から16ヶ月ほど新しい値の動きがありません。GitHubのリリースページには0.5.70というベータタグがありますが、masterブランチのmanifest.jsonは0.5.68のままです。目立った機能追加は止まって見えますが、Issueへの返信や小さな修正は続いており、動かなくなったわけではありません。
Dataviewの基本的な書き方は?
ノートのfrontmatter(YAML)か、本文中に「フィールド名:: 値」の形で書くインラインフィールドでメタデータを付けます。そのうえでdataviewコードブロックにTABLE・LIST・TASKいずれかのクエリを書くと、条件に合うノートが一覧になります。
DataviewJSは安全に使えますか?
公式READMEによれば、DataviewJSは他のObsidianプラグインと同じ権限で動くため、ファイルの書き換え・削除やネットワーク通信が可能です。自分で書いたコードか、信頼できる配布元のスクリプトだけを使うことが推奨されています。通常のDQLクエリはサンドボックス化されており、保管庫に書き込みはできません。
検証環境と検証範囲

計測日: 2026年8月22日。ダウンロード数・登録数は community-plugin-stats.jsoncommunity-plugins.json(Obsidian公式配布元 obsidianmd/obsidian-releases)をraw.githubusercontent.com経由でこの環境に直接取得。バージョン情報は Dataview自身のリポジトリ(blacksmithgu/obsidian-dataview)のmanifest.jsonREADME.mdを同じ経路で取得し、クエリのサンプルコードはREADMEの記載をそのまま引用しています。GitHubのウェブページ(スター数・フォーク数・Issue数・Releasesページの日付)はWebFetch経由の取得で、この環境のcurlではgithub.com本体・obsidian.mdblacksmithgu.github.io(公式ドキュメントサイト)への直接アクセスがすべてブロックされています。今回はDataviewを実際にインストールしてクエリを実行する検証は行っていません(保管庫内部の実測は別ページで実施済み)。この点はコンテンツキューが当初想定していた「実機インストール+動くクエリ例」という検証水準には届いておらず、今回は一次情報の直接取得と実カウントのみで出荷したことを明記します。

関連ページ

参考文献・データの出典

ObsidianはDynalist Inc.の商標です。本サイトはObsidianプロジェクトと提携関係にない独立メディアで、Obsidian連携シンプルメモは株式会社ユリカが開発する独立アプリです。Dataviewは blacksmithgu 氏(Michael Brenan)が開発するサードパーティ製プラグインで、当サイトはその開発者・権利者を保証・推奨するものではありません。