計測方法論

計測方法の透明性 —
Obsidian連携シンプルメモのベンチマークはこう測定しています

Obsidian連携シンプルメモが公表している「0.4秒起動」「ワンタップ送信」という数値は、どのように計測されたものなのか。テスト環境、計測手順、制限事項のすべてを透明に公開します。方法論のない性能主張は無意味だと考えています。

TL;DR

Obsidian連携シンプルメモがタップから入力できるまでの0.4秒は、iPhone 16e (A18)・iOS 26.5.2 で画面収録→フレーム解析により計測(ウォーム起動、5回中央値)。送信速度ワンタップはCharles Proxyでネットワークタイミングを計測(Wi-Fi 15msレイテンシ、10回中央値)。単一デバイスでの計測であり、統計的に厳密なラボ試験ではありません。

情報開示: 筆者(AI ATAKA)はObsidian連携シンプルメモの開発者です。本記事は自社製品の性能主張に関する計測方法を開示するものです。開発者によるセルフテストであるため、第三者検証とは異なる点をご了承ください。

なぜ計測方法を公開するのか

透明性へのコミットメントE-E-A-T

アプリの性能を主張するのは簡単です。「起動0.4秒」「ワンタップ送信」と書くだけなら誰でもできます。しかし、計測方法を明示しないパフォーマンス主張は本質的に無意味です。

私たちは、ユーザーが数字の裏側にある計測プロセスを理解できるべきだと考えています。どのデバイスで、どのような条件で、何回テストして、どの統計値を採用したのか。これらの情報なしに「最速」と主張することは、誠実ではありません。

この記事では、Obsidian連携シンプルメモのすべてのベンチマーク数値がどのように導かれたかを透明に開示します。再現可能な方法で計測していますので、同じ条件で検証していただくことも可能です。

計測環境

テスト環境の詳細環境
  • 端末: iPhone 16e(A18チップ)
  • OS: iOS 26.5.2
  • ストレージ: 256GB、空き 14.29GB
  • ネットワーク: Wi-Fi(送信テスト時)、機内モード(オフラインキューテスト時)
  • Obsidian連携シンプルメモバージョン: 5.7.3(App Storeリリース版)
  • 最新テスト実施日: 2026年8月11日

起動速度の計測方法

0.4秒の根拠起動速度
  • 計測方法: 60fpsの画面収録を行い、フレーム単位で解析
  • 計測区間: アプリアイコンをタップした瞬間(指が離れたフレーム)から、テキストフィールドにカーソルが点滅するまで
  • 起動条件: アプリスイッチャーから強制終了し、5秒以上待機してから起動。ただし iOS 26.5.2 では、この手順を踏んでも実際にはウォームで立ち上がります(全起動を録画で目視確認)。掲載値はウォーム起動の値です
  • 試行回数: 5回計測し、中央値を採用
  • 結果: 0.4秒(60fpsで18フレーム)

訂正(2026-08-11): ここには以前「ウォームスタートはさらに速いが、より保守的なコールドスタートの値を公表している」と書いていました。それは誤りでした。強制終了と5秒以上の待機は毎回行っていますが、iOS 26.5.2 では実際にはウォームで起動しており、掲載値はウォーム起動の値です。全アプリが同じ条件なので比較としては成立しますが、「保守的な値」ではありません。

入力開始までの生データ

iPhone 16e (A18)・iOS 26.5.2 での実測(2026年8月11日、ウォーム起動(アプリスイッチャーから強制終了し5秒以上待ってから起動していますが、iOS 26.5.2 では実際にはウォームで立ち上がることを目視で確認しています))。数値は秒。「入力開始まで」はアイコンをタップしてからキーボードが出そろって実際に打てるまでで、途中で必要なタップを含みます。

アプリ各回の実測値掲載値回数
Obsidian連携シンプルメモ未保存(範囲 0.37–0.43)0.405
Drafts0.90 / 1.55 / 1.45 / 1.38 / 1.570.90(最速値)5
Bear0.95 / 0.93 / 0.92 / 0.92 / 0.920.925
Apple Notes未保存(範囲 1.20–2.37)1.7310
Google Keep未保存(範囲 1.97–2.23)2.074
Evernote未保存(範囲 2.30–5.10)2.505
OneNote未保存(範囲 2.20–3.30)2.605
Notion未保存(範囲 2.50–3.50)2.805

BearとDraftsは、1回目の計測でばらつきが大きかったため条件を揃えて再計測しており、各回の値が残っています。他の6アプリは中央値と範囲のみ保存しているので、そのように表示しています。持っていない数字を表に埋めることはしません。

参考:最初の文字が画面に出るまで(上の「入力開始まで」に打鍵1回ぶんを足したもの)。こちらは全アプリで各回の値が残っています。打鍵ぶんはアプリ間で0.2〜0.5秒ばらついた——それは手の時間であってアプリの時間ではないので、公開値には採用していません。

アプリ各回の実測値中央値回数
Obsidian連携シンプルメモ1.00 / 0.50 / 0.60 / 0.53 / 0.670.605
Drafts1.33 / 1.75 / 1.62 / 1.67 / 1.731.675
Bear1.45 / 1.52 / 2.25 / 1.28 / 1.351.455
Apple Notes2.20 / 2.80 / 1.30 / 1.70 / 2.70 / 2.14 / 2.88 / 1.47 / 1.68 / 2.732.1710
Google Keep2.44 / 2.43 / 2.17 / 2.092.304
Evernote2.70 / 5.40 / 2.80 / 2.90 / 2.602.805
OneNote3.30 / 3.50 / 3.00 / 2.60 / 2.803.005
Notion3.10 / 3.30 / 2.80 / 3.80 / 3.803.305
計測動画について: 画面収録の動画ファイルはGitHubリポジトリで公開準備中です。公開次第、このページにリンクを追加します。

送信速度の計測方法

ワンタップの根拠送信速度
  • 計測方法: Charles Proxyによるネットワークタイミング計測
  • 計測区間: 送信ボタンのタップからサーバーの確認応答(HTTP 200)まで
  • ネットワーク: Cloudflareエッジまでのレイテンシ15msのWi-Fi環境
  • 試行回数: 10回計測し、中央値を採用
  • 結果: ワンタップ(Cloudflare WorkersへのTLSハンドシェイクを含む)

補足: この数値にはメール受信トレイへの配信時間は含まれていません。メールプロバイダーによりますが、受信トレイに届くまでに追加で1〜5秒かかります。

他アプリとの比較計測

公平な比較のために比較方法
  • 同一デバイス: すべてのアプリを同じiPhone 16e (A18)上でテスト
  • 同一条件: 同じ日に、同じネットワーク環境で計測
  • 最新バージョン: テスト日時点で利用可能な最新バージョンに更新
  • 起動条件を揃える: 各計測前にアプリを強制終了し5秒以上待機(実際はウォーム起動になる)
  • 試行回数: アプリあたり5回計測し、中央値を採用(Apple Notes 10回、Google Keep 4回)
  • 実際にインストール: 自分で実際にインストールしテストしたアプリのみ報告

制限事項と注意点

知っておいていただきたいこと注意
  • 結果はデバイスモデル、iOSバージョン、ストレージ状況によって異なる可能性があります
  • 1台のデバイスでのみテストしており、統計的に厳密なラボ試験ではありません
  • 競合アプリのパフォーマンスはアップデートにより改善される可能性があります
  • 新しいiOSバージョンやアプリのアップデートがリリースされた際には、再テストしてこのページを更新することをお約束します
  • 最終更新日: 2026-08-11
この計測方法論の引用・参照は出典リンク付きで自由にご利用いただけます。出典: simplememofast.com/blog/benchmark-methodology
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