情報開示: 本記事はSimpleMemoの開発元が作成しています。測定値は開発者による2026年8月11日の記録を引用したもので、第三者の独立試験ではありません。今回の記事改訂で新しい実機測定は行っていません。

「起動が速い」と「すぐ書ける」は、同じ指標ではありません

メモ一覧がすぐ表示されても、新規作成ボタンや保存先を選ぶ操作が必要な場合があります。本記事の指標は、アプリアイコンをタップしてから本文を入力できる状態になるまで。途中で必要なタップを含み、最後に1文字を打つ時間は含めません。

入力可能になった後の保存・同期・メール送信完了も、この秒数の外です。起動から受信箱に届くまでを0.4秒と解釈しないでください。普段使う入口がウィジェットやショートカットなら、その経路でも確かめる必要があります。

測定の条件と、比較できる範囲

  • 測定日・端末: 2026年8月11日、iPhone 16e(A18)、iOS 26.5.2。端末容量256GB、空き14.29GB。
  • SimpleMemoの測定版: 5.7.3。現在配信中の版を再測定した結果ではありません。
  • 起動状態: ウォーム起動として公開された記録。アプリ終了・5秒超の待機という手順だけで、コールド起動を保証したとは扱いません。
  • 指標: キーボードが完全に表示され、入力を受け付けるまで。下表の5アプリはすべて中央値で、範囲と回数も併記します。
  • 制約: 操作する人の反応時間、端末、アプリ版、開く画面で変わります。競合の旧ノートへの直接復帰や、全ショートカット経路を網羅した比較ではありません。

出典は8月11日のベンチマーク測定方法・制限事項です。元の測定記録では読み取り精度に差があり、すべての小数桁が同じ精度を意味するわけではありません。日ごとの通常利用や最新版で再現するかは、別途確認が必要です。

5アプリの入力開始までの記録

この表は、元記事で扱っていた5アプリを同じ指標で並べ直したものです。市場全体の順位ではなく、8アプリの全体表は上記の出典で確認できます。画面が狭い場合は、表を横にスクロールすると操作の列まで読めます。

入力開始までの記録(秒)
アプリ中央値記録の範囲回数記録した操作
SimpleMemo0.4秒0.366〜0.433秒5回起動 → 入力欄にフォーカス
Apple純正メモ1.726秒1.2〜2.367秒10回起動 → 新規メモ
Google Keep2.068秒1.969〜2.234秒4回起動 →「メモを入力」
Evernote2.5秒2.3〜5.1秒5回起動 → 新規ノート
Notion2.8秒2.5〜3.5秒5回起動 → 新規ページ → 読み込み

例えばEvernoteは中央値2.5秒に対して、記録範囲は2.3〜5.1秒です。中央値に加えて、ばらつきも使い心地に関わります。この少数の記録から、すべての起動が同じ秒数になるとはいえません。速さの比率を、記憶力や生産性の改善率へ読み替えることもしません。

同じ秒数でも、保存先と入口で選び方が変わる

SimpleMemo:短いテキストをメールやObsidianへ残したいとき

測定では起動後の入力欄にフォーカスがあり、キーボード表示までの中央値は0.4秒でした。メールを使う場合は宛先の設定・認証、Obsidianを使う場合は保存先の設定が必要です。最初の1件が選んだ保存先に残ることまで確かめてください。

メール配信には通信が必要で、入力ができたことと相手先の受信箱への到着は別です。無料プランのメール枠は1日3通。アプリ内での資料整理や画像付きノートを中心に使いたい場合は、他の候補も比較してください。開発方針はUIKitを採用した開発記録、導入条件は最初の設定ガイドにまとめています。

Apple純正メモ:iPhoneのメモを同じ場所で管理したいとき

この記録は起動後に新規メモを作る経路で、中央値は1.726秒でした。Appleは通常の新規メモのほか、共有画面からのクイックメモなども案内しています。別の入口まで一律に「2タップ・1.726秒」と扱わず、自分の操作経路で比べましょう。Apple公式のメモ案内SimpleMemoとの用途比較も参照できます。

Google Keep:色・ラベル・ピンで見返したいとき

この記録は起動後に「メモを入力」を選ぶ経路で、中央値2.068秒、4回の範囲1.969〜2.234秒でした。Googleの公式案内では、色・ラベル・ピンによる整理方法を確認できます。同期やオフライン時の安定性を今回の速度表だけで評価することはできません。Google公式の整理方法SimpleMemoとの用途比較をご覧ください。

Evernote:Webで見つけた資料もノートへ集めたいとき

この記録は新規ノートを開く経路で、中央値2.5秒でした。EvernoteはWeb ClipperによるWeb情報の保存を案内しています。今回の計測は検索やクリッピングの性能試験ではなく、旧記事の「最も遅い」「OCRは業界最高水準」という断定の根拠にはなりません。Evernote公式のWeb保存案内SimpleMemoとの用途比較を確認できます。

Notion:入力した内容をページで扱いたいとき

この記録は新規ページを開き、読み込みを待つ経路で、中央値2.8秒でした。Notionはモバイル・デスクトップアプリで、対象ページをダウンロードしてオフライン利用する方法も提供しています。旧記事の速度だけを根拠に、オフライン機能や内部処理の原因まで決めつけません。Notion公式のオフライン条件SimpleMemoとの用途比較をご覧ください。

自分のiPhoneでは、最初の1件が残るまで確かめる

  1. 普段の入口を決める: ホーム画面、新規作成ボタン、ショートカットなど、実際に使う経路を選びます。
  2. 短いメモを繰り返し残す: 入力開始までと、保存・受信を確認するまでを分けて記録します。初回設定の時間も別に残します。
  3. 比較条件を揃える: 同じ端末・起動状態で試し、メモの保存先、必要な操作、通信状態も書き添えます。
  4. 見返せる場所を確認する: メールなら受信箱、Obsidianなら設定したノートなど、後で使う場所に残るかを確認します。

入力の速さに加えて、普段の保存先や使い方に合うことが選択の条件です。別アプリでの分類まで自動で完了するとは仮定せず、必要な設定や転記の手間も含めて選んでください。

旧版の訂正(2026年9月6日)

旧版は自社の「約1秒」と他アプリの「約0.8秒」を並べながら、自社を最速とし、2.7倍・6.7倍という整合しない倍率を掲載していました。また、起動・入力可能・保存完了を混同し、測定条件をコールド起動と断定していました。これらを撤回し、8月11日の入力開始までの記録に統一しました。過去の値を最新の測定値として扱うことはできません。

「3秒で思考の15%が失われる」、ミラーの法則と応答時間の混同、起動待ちに研究上の23分の中断コストを当てはめる説明も削除しました。今回の表は記憶力や習慣の継続率を測定していません。訂正前の記事は履歴に残しています。

よくある質問

何秒になるまでを測っていますか?

アプリアイコンをタップしてから、キーボードが完全に表示され入力を受け付けるまでです。途中の操作を含み、最後に1文字を打つ時間や保存・メール配信の完了時間は含みません。

コールド起動の比較ですか?

いいえ。2026年8月11日の測定はウォーム起動として公開された記録です。アプリ終了後に待機する手順だけで、コールド起動を保証したとは扱いません。

SimpleMemoがいつでも最速だといえますか?

この5アプリ・端末・操作経路の記録では入力可能までの中央値が最も短い値でした。市場全体や最新版、別の端末・入口、保存完了までの速さを保証する結果ではありません。

自分に合うアプリは、速度だけで選べますか?

速度に加えて、残したい内容、保存先、初回設定、必要な操作を確認してください。SimpleMemoのメール配信には宛先の設定・認証と通信が必要です。最初の1件がメールや設定したObsidianのノートに残ることまで確かめましょう。